食費の次に節約しやすい費用と言われている日用品費ですが、確実に必要となる費用だからこそ、長期間節約することで大きな節約効果を生み出すことが出来ます。
ただ日用品費は生活の必需品であることから、自然と節約対象からも見過ごされがちです。
日用品は日々の生活を制限して消費量を節約するよりも、日用品をどうやって購入するかのほうが遥かに重要です。
そこで今回は、一人暮らしから家族の家計節約まで、様々な方にぜひ試してほしい日用品の節約におけるポイントとオススメの方法をご紹介していきます。
今回紹介する内容を上手く活用することで家族の場合は年に5万円近くの節約に繋げることも可能です。
日用品費の目安
まずは一般的な家庭でどれくらい日用品にお金をかけているかを見てみましょう。日用品・消耗品に使う費用の平均額です。
- 1人暮らし:男性)5,700円 女性)6,400円
- 2人暮らし:10,000円
- 4人家族:15,000円〜20,000円
いずれも総務局統計局が2020年に発表したデータを参考にしています。
上記に記載している通り、4人家族はもちろん、一人暮らしでも定期的に一定の消費があることが分かります。
あくまでも平均なので、環境やライフスタイルによっては更に消費が大きいケースも珍しくありません。
そこで次から紹介する日用品費の節約ポイントを参考に節約を進めていきましょう。
上手に活用することで、日用品の費用を2割~3割カットも可能です。
日用品を節約するポイント
日用品費を節約するためのポイントとして以下4点を紹介します。
- 日用品の買い置きリストを作成する
- 安い時に買い置きをする
- ネットでまとめ買い
- 日用品毎に購入先を決めておく
各ポイントについて、一つずつ見ていきましょう。
日用品の買い置きリストを作成する
まずは家庭の日用品ストックを管理しましょう。
スマホのメモ機能を使ったり、管理用のスマホアプリを導入してチェックすることをオススメします。
《買い置きリストの例》
・トイレットペーパー 4/12ロール
・ティッシュペーパー 3箱
・シャンプー 1包
・リンス 1.5包
・ボディークリーム 1本
・歯ブラシ なし
買い置きリストを簡単にアプリで管理できるものもあるので、活用してみるのもいいかもしれません。
ストック管理ができる買い物リスト おすすめアプリランキングTOP10
特におすすめなのは、「リストック」というアプリです。
管理もできてアラート通知まで出来るため、このアプリ一本で実施したい内容を全て満たすことが出来ます。
上記リストを買い時に確認し、必要なタイミングで買い置きできるように管理しておきましょう。
日用品の節約観点でのメリットは食材と違って消費期限がほぼ無いということがポイントです。
もちろんトイレットペーパーなどかさ張ることから、収納面の課題はあります。圧迫しないように管理していきましょう。
使用頻度に合わせて買い置きの量を予め決めておくようにします。
安い時やポイント還元率が高いタイミングで買い置きをする
必要なものをリスト化し、ポイントが多くもらえたり、特売の日に一気に買い置きをすることをおススメします。
足りなくなった時に買う形だと、高いときに必要に迫られて購入するケースが出てきます。
1回は数円、数十円の違いでも様々な日用品を長期的に意識して節約するかどうかでは大きな違いとなって表れます。
ネットでまとめ買い
トイレットペーパーなど、持ち運びにかさ張る物も多いため、手段としてはネットでの購入もおススメです。
ドラッグストアやスーパーも価格的にはおすすめですが、特売やセールなどで余計なものを買ってしまう誘惑があります。
対するネット購入は、出先で「特売品」「割引商品」に合う確率は減らすことが出来る節約面でのメリットもあります。
上記の通り、ネットでまとめ買いすることで余計なものを買わずに送料無料にて購入することも可能です。また後ほど紹介しますが、まとめ買いするほどお得になるサイトもあります。
もう1つのネット利用の利点としてはかさ張る日用品を持ち運びする労力が無くなることでしょう。
日用品を管理して適切なタイミングでネットによるまとめ買いをすることで、日々の時間も効率化できます。
日用品毎に購入先を決めておく
ドラッグストアやスーパー、ホームセンター、インターネットなど様々な購入先があります。
どこで何をいつ買うか買い置きリスト作成時に一緒に整理しておくのがおススメです。
購入先によって特定の日にポイントが貯まりやすかったり、アプリやメルマガなどでお得なキャンペーン情報が得られやすくなったりします。
また一番安く買えるところを予め把握しておくことで、他の場所で特売品として売られていても飛びつくことを防ぐことが出来ます。
日用品は定期的に同じ場所で最安値で購入することを心がけておきましょう。
日用品の節約は購入手段毎に使い分けしよう
前述の通り、実際の店舗からネット店舗まで様々な購入先があるため、日用品ごとの使い分けに迷いがちです。
ここからは各購入先毎におすすめする使い分けの考え方を紹介していきたいと思います。
ドラッグストアでの日用品購入
ドラッグストアは基本的に他の手段よりも日用品が安価になっていることも多く、本命の一つです。
店頭価格だけではなく、ポイントがたくさんもらえる日やクーポンを駆使することが節約の決め手です。
《主なドラッグストアのお買い物カレンダー》
ウエルシア薬局:毎月月曜日はTポイント2倍。毎月20日は200ポイント以上の利用で1.5倍分のお買い物が可能。
マツモトキヨシ:毎月1日、2日は化粧品感謝デー。カウンセリング化粧品のポイントが10倍。
スギ薬局:毎月第2、第4火曜日は、アプリのダウンロードで割引クーポンの配信
自分の近くに店舗があるかどうかによっても変わってきますが、通える距離にある場合は上記のお得になる日をしっかりと押さえておきましょう。
特にウェルシア薬局の節約効果は絶大で、ウェル活とも呼ばれてテレビ(マツコの知らない世界)でも紹介されました。
Tポイントを溜める必要があるなど、事前準備は必要になりますが、節約効果は非常に大きいので使える環境にある方は試してみましょう。
ホームセンターでの日用品購入
ドラッグストアだけではなく、日用品の場合は近くのホームセンターもメインの購入先の一つになります。
なかなか馴染みがない・・という方もいるかもしれませんが、ホームセンターの日用品はドラッグストアよりもお得に購入できるケースも多いため、近くにある場合はチェックしておきましょう。
また日用品のまとめ買いをする場合は、ドンキホーテやコストコなどを利用するのも手です。
特に自治体指定のゴミ袋や、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどは最も安く売っている場合も少なくありません。
100円ショップでの日用品購入
ポリ袋や排水口のネット、キッチン周りの消耗品や、歯ブラシ、コットンなど購入単価が安いものはダイソーやSeriaなどの100円ショップもオススメです。
洗剤も安く売っていて、使い心地も他製品と大差ないので切り替えるのもよいでしょう。
100円ショップも住んでいる環境によっては、鉄板の購入先です。
スーパーでの日用品購入
スーパーでもポイントデーや特売日の利用が必要です。
例えばイオン系列の店舗では、毎月20日、30日が「お客様感謝デー」となっており、買い物が5%オフです。レジの時にクーポンが出てきたりもします。
またイトーヨーカドーでは、毎月8,18,28日を「ハッピーデー」として対象商品が5%オフです。
ポイント計算するとドラッグストアより安くなるケースも多いため、チェックしておきましょう。
日用品の購入におすすめ通販サイト
続けて日用品を購入する際のおススメのサイトを紹介します。
ドラッグストアやスーパーと同じく特定の日や買い方によってお得になるサイトがあります。
amazonで日用品購入
まずオススメしたいのは、Amazonで利用できる「Amazon定期おトク便」です。日用品が最大15%オフ且つポイントも貯まる仕組みになっています。
非常に日用品と相性がよく値下げ率も高く、品ぞろえも豊富なので積極的に利用しましょう。
またプライム会員になることで2000円未満の商品でも送料無料で購入できます。
商品によってはドラッグストアよりも安いものが多く、比較してから買い物するとより安く買うことが可能です。
ただポイント還元額で言えば、ドラッグストアの方が優勢のため、ポイント還元率と比較して最適な方から購入するようにしましょう。
またAmazonの場合は、他にも値引きできる手段が多いこともお勧めできるポイントの一つです。
・Amazonチャージ:アカウント残高に現金チャージで最大2.5%のポイント還元
・amantenサイトのAmazonギフト券売買を利用してお得に購入
→タイミングによっては15%以上お得になります
→あくまでもユーザ間の自己責任となっているサービスのため、前提での利用となります
・プライムデーなどを利用してポイントを合わせて獲得
→更に4%還元など
楽天市場で日用品購入
楽天では、購入金額に応じてポイントがつく他、お買い物マラソン(買うほどポイントが貯まる)など様々なキャンペーンを実施しています。
上記キャンペーンを上手に利用することで、ポイント還元を含めると他より安く購入できることも多いです。
ただ数多くのショップが出店していますのでどこが安いのか分かりづらいのが難点です。ショップを選ぶ際のポイントとしては以下を押さえておきましょう。
- 送料無料になる条件
- 自分の欲しい商品のジャンルや品ぞろえ
- 他のネット購入やドラッグストア等と比較したときの価格
商品名で検索、安い順で並び替えてお得な日用品のみ対象にするのもおススメです。
また定期的に日用品15%オフなどのキャンペーンを実施しているため、キャンペーンのタイミングで一気に購入にも使いたい手段になります。
楽天市場はポイント還元も大きいことから、上手に購入することで節約にも繋がりやすいサイトです。
度々チェックするのが面倒な方はAmazon定期便に寄せてしまうのがよいでしょう。
LOHACO(ロハコ)で日用品購入
日用品を安く買うなら通信販売業者を行っているアスクルとYahooグループが運営している「LOHACO」がオススメです。
オフィス用品を主に販売している事業なので全体的に日用品関連が安く、併せてTポイントが貯まるのも魅力の1つです。
さらに「SALE」商品を狙うとさらに安くなります。また、不定期にクーポン配布をしているので購入前には要チェックです。
楽天市場と同じく定期的に8%オフキャンペーンやポイント還元率上昇のキャンペーンを実施しているため、楽天と合わせて日々チェック対象です。
よろずやマルシェで日用品購入
税込み3,980円以上の購入で全国送料無料(一部地域除く)となるショップです。よろずやマルシェではお買い得品を月〜金まで毎日更新しています。
商品の幅も広く、日用品から医薬品、電化製品まであるので、まとめ買いで節約するのにお勧めできるサイトです。
楽天市場・LOHACOと合わせてチェックしておきましょう。
「100円均一」のジャンルもあるので近くに100円ショップのない方にも使いやすいサイトです。
Smart Shoppingで最安値を検索
Smart Shoppingという日用品や食品の最安値を検索できるサイトも日用品の節約にはおすすめの方法の一つです。
先に紹介したAmazonや楽天、LOHACOなどを横断して検索してくれるため、最安値のチェックを実施することができます。
ポイント付与など考慮されていないため、自分の会員状況などふまえて計算する必要はあるものの、日用品ごとの安価なサイトを最初に探す場面で活用できるサイトです。
10サイト以上が検索対象となっており、新しいネットショップの発見にも繋がるかもしれません。
会員登録や商品検索は完全無料で利用できます。
ネットスーパーで日用品購入
ネットスーパーとは「スーパーの宅配」です。イトーヨーカドーやイオン、西友など大手スーパーは、実店舗に行かなくてもネットで購入して配達するサービスを提供している会社が多くあります。
基本的には送料無料までの条件はあるものの、スーパーと同じ価格帯で売られているため、スーパーが遠い環境の方にはおススメの手段です。
またメリットの一つにスーパーと比べて時短できる点があります。
またネットスーパーでは商品の合計金額が常に表示されているので、買いすぎ防止に役立ちます。子どものお菓子やおもちゃをついつい買ってしまう・・という状況を防ぐことも出来ます。
送料無料の金額にするために、日用品で埋めるという使い方もできます。日用品に限らず食料品などもお得に手間なく購入できます。
ふるさと納税を活用する
実質負担額2000円で寄付した自治体の返礼品がもらえて、所得税・住民税も節税できるお得な「ふるさと納税」ですが、返礼品には、食品、お酒、電化製品、工芸品など様々なものがあります。
もちろん日用品も対象でトイレットペーパーからおしりふき、洗剤からタオルまで様々な返礼品があります。
年に数万円単位でお得になる手段なので、確実に毎年利用するようにしましょう。そして一番のおすすめ返礼品は日用品です。
スイーツやお肉などに目が行きがちですが、一番の節約に繋がる日用品をきっちり貰うようにしましょう。
日用品の節約ポイントとおすすめ購入手段まとめ
今回、様々な日用品に関する節約方法を紹介しました。
いずれも管理をして購入先を工夫するだけで節約効果が見込める楽して節約にはうってつけの節約テクニックになります。
無理のない範囲で楽しくできるものを最大限活用して、自分なりの節約ライフを楽しみましょう!
また日用品だけに限らず、様々な節約テクニックを以下記事でも紹介しています。
大きく節約できるポイントもありますので合わせて参考にしてみてください。