現在、一人暮らしをしていてなかなかお金が貯まらない・・という方、多くはないでしょうか?
私も一人暮らしを始めた当時、同様の悩みをかかえており、職場の付き合いなどと合わせると支出が収入を超えてしまう月も出てきました。
貯蓄も出来ず、大きな買い物もできず、遊びに行きたいけど常にお金のことを気にする期間がありました。特に学生や社会人成り立ての頃は大きな収入も見込めずツライですよね。
散財している状態の中で、知り合いのファイナンシャルプランナーにもサポートしてもらい、あらゆる観点からの節約術を実施しました。
結果、暮らしのレベルを大きく落とさずに劇的に支出を改善することが出来ており、現在まで継続できています。
私は無理して貯金には回さず自己投資にお金を使っていましたが、月100万円以上は貯蓄できていました。収入を増やすことも大事ですが、特に20代~30代は無駄な支出をいかに減らすかが大事です。
今回は様々な節約術を行った中でも、本当に節約効果を実感できる一人暮らし向けの節約術を各支出項目別で紹介していきます。
もともと福岡で一人暮らしを始めて、東京に引っ越しても使えている節約術となっています。
地域に関係なく使える対策であることと、大学生から社会人・OL、家族暮らしから定年後の節約まで、一人暮らしに限らず様々な方にも使える内容を記載しています。
家計の出費を今以上に節約したい主婦の方向けにも使える内容です。
また本記事では大きく削減が出来るポイントに注力して記載しており、「コンセントをこまめに抜いて待機電力を減らす」・「トイレの小レバーを利用する」など節約効果が小さいものは対象外としています。
一人暮らしの支出を分解して節約ポイントを探す
まずは支出の種類を項目別に並べてみましょう。下のグラフは総務省の統計データを元にグラフ化したものです。
一人暮らしの支出モデルの消費が高い順に並べています。
参考: 総務省統計局 家計調査(家計収支編)総世帯・詳細結果表(2019年)
教養娯楽費や医療費など削減が難しいもの、削減すべきでないものは省きました。
※教養娯楽費とは、映画や観劇・コンサートなど娯楽という趣味を通じて教養を深めたり感性を豊かにするために使用したお金を指しています。
- 飲食費
- 住居費
- 交通費
- 水道光熱費
- 通信費
グラフ内の「その他」の項目は小遣いや仕送り金など、他項目外の部分になります。
今回の記事では、上記の特に削減に繋げやすい5項目について、削減するための節約術・テクニックを紹介していきます。
ただいきなり各項目の節約術・テクニックを紹介する前に節約の考え方から紹介します。
この支出を分解して支出が多い部分から取り組む考え方は、節約に対する効果を最大化するために非常に重要となるため、確実に押さえていただきたい内容です。
節約は一人暮らしの支出が大きい順に対策する
まずは上記のグラフに当てはめて、自分の支出を分析しましょう。
ただ今から節約始めようという方で、毎月の支出を分析している人はいないと思いますので、思い出しながら大体の分析で大丈夫です。カテゴリ毎に順番をつけましょう。
次に金額の大きいものから対策を考えていくことです。単純に支出が多いカテゴリのほうが削減効果も大きいことが理由です。
一番NGなのは、分析をせずにコンセントを小まめに抜くなど身近な対策から実施し、節約した感を出してしまう事です。
きっちり分析を行い、本当に必要な箇所から優先度をつけて節約を進めていくことが重要になります。
またよく固定費から削減すべきという考え方もありますが、特に一人暮らしの場合、一番高い固定日は家賃です。
固定費を削減することも非常に重要ではありますが、まずは支出が多いカテゴリ順に削減を進めていきましょう。
主な固定費の種類は以下の通りです。
- 家賃・住宅ローン
- スポーツジムや塾などの教育費
- スマホやインターネット回線などの通信費
- 生命保険料
- 水道光熱費
上記のリストの中に含まれる住居費、通信費、水道光熱費はこの記事の中でも紹介していますので、読み進めてみてください。
飲食費の節約術
まずは一人暮らしにとって一番削減効果が期待できることが多い飲食費からです。
飲食費は、総務省統計局の家計調査の2019年データによるモデルケースでは約40331円の出費となっています。外食費や酒代などを含む金額です。
上手く実施することで外食を週3回~実施している人は約5万円ほどかかっていることになるので、2万円~は節約できます。
上記に近い、または上回る支出が毎月発生している人は月2万円の飲食費を目標に取り組んでいきましょう。
もちろん飲食費は節約をすることでご飯を抜いたり、栄養が偏ってしまうと意味がないので、健康優先でなるべく節約することを前提とします。
外食をやめて自炊する
飲食費の一番の節約は、外食を極力控えて自炊することです。
ただ今まで自炊経験の無い人が急に毎日自炊をするには、かなりハードルが高いです。完全な自炊化には、少しづつステップを踏んで切り替えていく方法をお勧めします。
- ご飯だけ炊くようにして、おかずはスーパーの食材にする
- 土日を自炊してみる
- 平日の1食だけ自炊するようにしてみる。夜がおすすめ
- 作り置きや冷凍保存しつつ毎食自炊にする
自炊で本格的に節約する場合、一番重要なポイントは継続することです。たまに自炊して食材を余らせてしまう・・という場合は外食するより高くついてしまいます。
現在では、電気圧力鍋などお手軽に美味しい料理が作れる家電も沢山登場していますし、クラシルなどのレシピ動画アプリも無数にあります。
何より料理は節約だけではなく気分転換やストレス解消にも繋がります。まずは節約のスタートとして自炊に取り組んでみましょう。
ご飯だけ炊くようにして、おかずはスーパーの食材にする
まずはご飯だけを入れ替えてみて、おかずだけをスーパーや総菜屋で購入します。
ご飯を炊飯器で炊いて冷凍保存するだけでも、大きく変わってきますし、慣れてくると仕事終わりでも実施できるようになります。
炊飯器を持っていない場合は、安価な炊飯器を購入します。最近の炊飯器は安くても手軽に美味しいご飯が炊けます。
土日を自炊してみる
ご飯だけの入れ替えで、自宅での食事に慣れてきたら土日の自炊を始めてみましょう。
自分が飽きない料理を数パターン覚える、食材はなるべく賞味期限が長いものを選択する、野菜は最小限にする(すぐ痛むので)ことを意識しましょう。
土日で使い切るだけの食材を購入することがポイントです。慣れるまでは土日自炊を継続します。
また調味料は一気に買いすぎず、必要となるものだけを少しづつ買い足していく形をお勧めします。
土日に自炊するだけでも食費の節約効果は随分見えてくると思います。
平日の1食だけ自炊する
土日の自炊が苦じゃなくなってきたら、平日にも広げていきましょう。3食全てを急に置き換えるのは大変なので夜だけ置き換えます。
土日の自炊で要領が掴めてきていると思いますので、週末の土日に数日分を作り置きすると楽です。
平日の1食を自炊に切り替えるあたりから、作ったものを食べきる形ではなく、日持ちする料理など意識して作り始めるのがよいでしょう。
作り置きや冷凍保存しつつ毎食自炊にする
土日の作り置きに慣れて来たら、最後に朝と昼も少しづつ置き換えていきましょう。
特に社会人だと外食やコンビニなどで済ませる方も多いと思いますが、積み重なると大きな出費となるのが昼食代です。
社食や外食で安価に済ませられるなら良いですが、外に出ている場合はすぐに見直しましょう。
一日500円に抑えたとしても、500円×20日=1万円になります。食後や休み時間にコーヒーなどを買うと更に出費は膨らんできます。
毎日効率的に自炊することで、ほぼ外食や外で購入していた生活と比較すると2万円~の差は生まれてきます。
継続すると年間20万円以上の違いとなリますので、まずはチャレンジしたい節約になります。
自炊にかかる時間を節約する
ステップ分けしている理由の一つに、料理や作り置きに慣れることで一食当たりにかかる時間を減らすことにあります。
下記は自炊を行わない人の理由アンケートになりますが、多く比率を占めている2つが「作るのが面倒」、「作る時間がない」となっています。
「作るのが面倒」、「作る時間がない」の課題を極力少なくするために、少しづつ段階を踏んで自炊する範囲を広げていくことが非常に重要になってきます。
削減効果は非常に大きいため、自炊にチャレンジしてみたい方は、本項の冒頭にも話した通り、いきなり完璧に自炊をしようとする考えを捨てましょう。
スーパーを使ってコンビニを使わない
スーパーの利用は節約としては必須であり非常に効果が高い手段です。1円でも安いスーパーを求めて通う必要はないですが、原則飲食料品はスーパーで済ませるようにしましょう。
疲れて自炊が面倒なときも、外食やコンビニ弁当ではなく、スーパーの弁当や総菜に置き換えるだけでも大きく出費を抑えることが出来ます。
特に会社帰りなどの時間では、スーパーで総菜50%OFFなど割引になることが大きいので、時間帯も気を付けて通うようにしましょう。
お菓子や冷凍食品、加工食品などの賞味期限が長いものもスーパーに行った際に買いだめしておくようにしてきたいですね。
ちなみに最近ではネットスーパーの活用によって、通勤・通学のルートにない場合や遠い場合にも利用しやすい状況になっています。
5000円以上で送料無料などのサービスも多く、価格もスーパーと同一、受け取り時間の指定も可能なので積極的に利用しましょう。
お米などの定期的に必要なものと、冷凍食品など長期保存ができるものを組み合わせることで常に送料無料で利用することも可能です。
お菓子やお酒は控えめに
お菓子やお酒の出費も積み重なると大きくなるため、極力控えましょう。
ただ我慢することでストレスを溜めても意味がないので、少し抑えたり消費するタイミングを予め決めておくなど意識してみましょう。
スーパー利用を中心にすると、スーパーが遠い人はつい大量に家に買い置きしてしまいがちです。消費が増えてしまうので、極力家に買い置きするのをやめましょう。
住居費の節約術
次は食費と並んで節約効果が大きい住居費です。主に賃貸の家賃が住居費にあたります。
ひとり暮らしの住居費は、総務省統計局の家計調査の2019年データによるモデルケースでは約20847円の出費となっています。
ただ上記の金額はあくまでも平均値であり、寮や社宅・実家暮らしの方を含めた平均値です。また住んでいる地域によっても大きく違ってくる部分になります。
賃貸ではなく実家に住む
まず実家が会社や学校から通える距離であれば、実家暮らしのままにしましょう。
住居費も当然ですが、食費など費用面でのメリットは大変大きいです。
私も実家と一人暮らしの両方を経験していますが、同じ給料でもお金の溜まり方は全く違ってきます。
特に通える圏内で貯蓄が少ない人は無理して一人暮らしをせず、ある程度貯蓄できるまでは実家暮らしをお勧めします。
シェアハウスに住む
実家暮らしが出来ない、一人暮らしがしたいという人にはシェアハウスも選択肢の一つとしておすすめです。
昨今ではシェアハウス用の住居も増えてきており、首都圏であればXROSS HOUSEのような、リビングやキッチンなどは共有スペースですが3万円台から住めるようなサービスもあります。
入居時の初期費用として必要となる仲介料や敷金・礼金が不要となっている物件も多く、引っ越し時の初期費用を抑えることも出来るのが魅力的です。
他の人との部分的な共同生活を苦としない人や、楽しめる人にはオススメできる手段の一つです。
賃貸に住む場合は手取りの2割を目標に
どうしても賃貸で・・という方向けに、まず目標は2割を下回る賃貸を探すようにしましょう。
住居費は一つの目安として、「手取りの3割まで」という目安があります。手取りが20万の人は6万になるわけですが、一人暮らしの場合は3割は高すぎです。
目安を決めずに不動産屋に行ってしまうと、魅力的な賃貸物件に目を奪われてしまい、後から後悔する契約をしてしまうことになります。
賃貸物件を探す前に、目標金額は必ず事前に持っておくようにしましょう。
不動産屋の営業はプロなので、様々な魅力的なセールスポイントを伝えてワンランク上の物件を勧めてきますが、月1万円違うと年間で12万円違ってきます。
まずは目標金額を決める、オーバーする場合は原則断って別を探す、目標金額をオーバーする場合は、支払う価値が本当にあるかをじっくり考えましょう。
時間は消費しますが、探すだけであれば料金はかかりません。なるべく居住の条件を緩めて目標金額を妥協しないこと、選択肢を増やすことが重要です。
賃貸物件を借りる時期を意識する
賃貸物件を探す場合は、借りる時期も非常に重要なポイントの一つです。
賃貸物件は主に2,3月がピークで貸し借りが動き始め、4月から6月は安く借りられると言われています。
また基本的に「賃貸物件は余っている」前提で考えます。4月に空きがある場合は余りものという見方もされますが、自分に合う物件という視点で魅力的な物件も探せば沢山あります。
家賃交渉する
空き室が目立つようなアパートであれば値切るチャンスです。
オーナーによっては時期もありますが、相談すれば受け付けてくれるところもあります。
交渉だけで数千円変わるケースもあり、2000円減額できると年間で24000円の違いが出てきます。
「家賃交渉 コツ」などで検索すると、沢山情報が出てきます。家賃交渉自体は無料です。積極的に実施していきましょう。
周りの条件が近い物件より安い物件であっても、様々な条件から借り手が少ない賃貸物件も沢山あります。
オーナー側も休ませておくよりは借りてほしいという思いが強いため、意外と交渉成立するケースが多いです。私も過去3回家賃交渉に成功した過去があります。
また家賃交渉に失敗した場合、礼金のみ免除してもらう交渉も出来ます。
礼金はオーナーへのお礼のお金です。敷金と違って戻ってこないお金なので、ダメ元でも交渉してみましょう。
間取りはなるべく最小限に
当然ですが、間取りは小さいほど安くなります。自分がストレスを抱えない程度の最小限の間取りを選択するようにしましょう。
狭い部屋でも快適に過ごすコツとしては、なるべくモノを持たない生活を目指す必要があります。
必要なものはライフスタイルによって変わってきますが、意識するポイントは必要なモノしか買わないことです。
よく一人暮らしで揃えるべき家電一覧など、雑誌や家電コーナーで見かけますが、必要性が出た家具・家電を始めとしたモノから徐々に買いそろえていくようにしましょう。
徹底的に条件が悪いところを探す
当然ですが、間取りを始めとして条件が悪い物件ほど家賃は下がっていきます。許容できる最低ラインの下から探していきましょう。
主に以下の観点から見ていくと、安価な物件を探しやすいです。また不動産屋も1件だけではなく、インターネットも活用して、様々な不動産屋に足を運ぶようにしましょう。
都心部などの交通の便が良いところを住んでいる場合は、ある程度住める場所の範囲も広がります。
- 駅から近い物件を避ける。郊外を探す
- 築年数が古い賃貸物件を探す
- 最低限の広さにする
- 日当たりなど日照条件が悪い物件を探す
- 空き室が多い賃貸物件を探す
利用駅によって価格帯も大きく変わってくるので、なるべく安価な地域を探しておくようにします。
また上記のような条件の物件は、家賃交渉しやすい物件でもあります。気にならない面があれば積極的に探していきましょう。
引っ越しをせずに長く住む
引っ越しには莫大なお金がかかります。引っ越し費用は当然ですが、仲介料や敷金・礼金などの初期費用も大きいです。
原則、長く住んだほうが得という考え方を前提として、長く住むことができる賃貸物件を探すことを強くお勧めします。
家賃が安い=住みづらい物件ではありますが、根気強く両立できる物件を探しましょう。
交通費の節約術
続けては交通費の節約術について紹介していきます。
ひとり暮らしの交通費は、総務省統計局の家計調査の2019年データによるモデルケースでは約14195円の出費となっています。
上記は年間および対象者の平均値となっていますが、内訳は帰省時の交通費なども含まれており、当てはまる人は意識するだけでは節約できるポイントも多くあります。
交通費は住居費や食費に比べて、節約が難しいことから節約対象でないと考える人も多く、諦めている人が多いようです。
目に見えて大きく削減できるポイントは少ないものの、帰省などで使う費用を削減できるケースがあるため、当てはまる方は実践してみましょう。
例えば東京から大阪間を移動する場合を例にとっても、以下のように手段の違いだけで大きな費用の違いがあります。
交通手段 | 交通費 |
---|---|
飛行機 | 8000円弱~ |
新幹線 | 14720円 |
高速バス | 2000円~ |
所要時間が異なったり、他制約条件などもついてきますが、1万円単位で節約が期待できる部分です。
クレジットカード付きの交通系ICを利用する
電車などの公共交通機関を利用する場合、SuicaやPASMOなどのICカードを利用するのは当然ですが、更にクレジットカードでチャージすることでポイントが付与されます。
PASMOと連動しているTo Me Cardや、Suicaの場合はビックカメラSuicaカードのクレジットカード連動などでポイントを溜めることが可能です。
貯まったポイントは、クレジットカードサービスによって異なりますが、ポイントを交通系ICカードにチャージできたり、nanacoポイントなど他ポイントへの変換が出来ます。
なるべく乗る回数を減らすことが一番の節約にはなるものの、乗る場合でも少しでも節約できるようにしておきましょう。
クレジットカード利用の年会費などがかかるケースもありますが、利用回数によっては元が取れて年間数千円のプラスになることもあります。
利便性も高くなりメリットは大きいため、積極的に利用しましょう。
早割を利用する
飛行機や新幹線、高速バスを利用する場合に真っ先に意識しておきたい割引が「早割」の利用です。
サービスによっては30日前以上の予約で数十パーセント以上の割引を受けられるサービスもあります。
区間にもよりますが、数千円から数万円変わってきます。早割による割引は積極的に利用しましょう。
ただし早割の多くは、キャンセル時にキャンセル料金がかかるなどの制限があるため注意が必要です。
帰省や旅行など、既に予定が先で決まっている場合は、逆算して予約開始日に取れるようにチェックしておきましょう。
飛行機はLCC / MCCを利用する
飛行機の利用は大手のANAやJALではなく、格安航空のLCCであるジェットスターやピーチ、MCCと呼ばれているスターフライヤー・スカイマーク等を活用しましょう。
ちなみにLCCはLow Cost Career、MCCはMiddle Cost Careerの略称です。価格帯によって分類されています。
路線が限られていたり、運休や遅延のリスクは増える、手荷物が有料などサービスによってはデメリットもあるものの、金額は区間次第ですが同時間帯で1万円以上違うケースもあります。
もちろん安全性に大きな違いはなく、国内であれば長くても乗っている時間は2時間程度です。快適度に大きな違いはなく費用面のメリットのほうが遥かに大きいです。
各社のホームページで調べるのも面倒なので、各航空会社の比較サイトを利用して調べてみると借りたいと考えている周辺の賃貸金額も分かるのでオススメです。
オフシーズンや平日・深夜早朝に利用する
飛行機や高速バスの場合は、オフシーズンや平日・深夜早朝に利用することで費用を大きく節約することが可能です。
価格設定はダイナミックプライシングと呼ばれる、利用需要の違いによって価格が変動する方式が採用されており、利用者が少ない時間帯や時期は価格も低くなります。
お盆や正月などの高い時期と比べると、2~3倍違うケースも見受けられます。
なるべくお盆や正月など高い時期を避ける・少しずらして帰ってくるなど意識するだけで随分変わってくるポイントです。
高速バスを活用する
帰省や旅行などの遠距離移動の際に一つの選択肢として考えたいのが、高速バスの利用です。
飛行機や新幹線に比べても安価に利用できますし、旅行の場合は高速バス内で一泊できるため宿泊費の節約にも繋がる考え方もあります。
バス会社によって多少価格が変わってくることと、特に学生の場合は学割が使えるところもあります。
他にも往復分を合わせて買うことで往復割引を適用するなど極力費用を抑えることも可能です。
新幹線利用の場合も、学割や往復割などを利用するようにしましょう。
他にもよく行く場合は回数券の購入により割引を得られるサービスもあります。
飛行機や新幹線に比べると、時間がかかり疲労も溜まりますが、時間に余裕があり少しでも節約に回したい人にはおすすめできる交通手段です。
新幹線と比較しても、新神戸ー大阪間で5000円以上も片道で節約することが可能です。
青春18きっぷを利用する
時間に余裕があるという人には、遠方時の移動の手段として高速バス移動以外に「青春18きっぷ」の利用もおすすめです。
名称から学生専用のようにも見えますが、特に年齢制限はなく誰でも利用可能です。
5枚セットで1枚1日使い放題として利用することができ、日付が変わるまで日本全国のJR線に乗り放題となるきっぷです。
5日セットで購入する必要がありますが、 12050円(1日あたり2410円)で利用することができます。
特急列車など追加料金がかかる列車には乗ることができないため、普通列車で時間もかかりますが、費用を大きく節約することが出来ます。
また以下の通り、販売期間と利用期間が決まっています。期間を合わせることが出来る場合はおすすめできる手段の一つです。
発売期間 | 春: 2/20~ 3/31 夏: 7/01~ 8/31 冬:12/01~12/31 |
---|---|
利用期間 | 春: 3/01~ 4/10 夏: 7/20~ 9/10 冬:12/10~ 1/10 |
※価格や各期間は詳細はJR東日本のページも参照してください。
他にも鉄道は「東京フリー切符」、「関西1デイパス」など各地方ごとにお得なきっぷも発売されています。
いずれも1日乗り放題で費用節約できますので、自分の地方で発売されているか、各社のホームページをチェックしてみましょう。
定期券は6か月単位で購入する
定期券の長期期間購入は既に利用している人も多いかと思いますが、定期券は長期で購入するほどお得に購入することが可能です。
通勤・通学などで6か月以上通うことが確定している場合は、6ヶ月分の定期券を購入するようにしましょう。
最悪、利用しなくなった場合も払い戻しが可能です。ただし学生の場合は夏休みや通う日数を考慮すると定期券を購入しないほうが安価になるケースもあります。
購入前に計算して適切な買い方をするようにしてください。
金券ショップ・チケットショップで購入する
新幹線の切符などを安価にする方法として、金券ショップ・チケットショップで購入するという手段があります。
金券ショップやチケットショップは運がよければ10%ほど割引できるケースもあります。ただし目的の区間や手段が売られていない事も多く、探し回る必要があります。
通りがかった際にチェックして、見かけたら購入する程度に留めておく程度で考えておくのがよいでしょう。
水道光熱費の節約術
続いては水道光熱費の節約です。
ひとり暮らしの水道光熱費は、総務省統計局の家計調査の2019年データによるモデルケースでは約11653円の出費となっています。
水道光熱費の内訳は以下の通りです。
- 電気代:5700円
- ガス代:3012円
- 水道代:2120円
- その他光熱費:821円
水道光熱費は環境を整えることで、ストレス無く費用を節約することができます。
一つ一つの効果は小さいですが、積み重ねによって目に見える節約効果になっていきますので、ぜひ試してみてください。
また経済産業省「資源エネルギー庁」 からも水道光熱費に繋がるテクニックが紹介されていますので、合わせて参考にしてみてください。
食器洗い乾燥機(食洗器)を導入する
食費を節約するために自炊を進めると、水道光熱費が上がります。
自炊をする際の水道光熱費を削減するテクニックの一つとして貯め洗いと浸け置き洗いがあります。
なるべく水道の消費を抑えることで、水道費やガス料金を削減することが出来ますが、更におススメの節約としては食器洗い乾燥機(食洗器)を導入することです。
水道光熱費も削減できますし、何より時間の節約にも繋がります。家族構成や利用頻度にもよりますが、4人家族で年間約2万円弱、1人暮らしでも1万円ほどの削減効果が見込めます。
以下は経済産業省「資源エネルギー庁」が公表している食洗機と手洗いをの節約を比較したデータになります。
手洗い | 食洗器 | |
---|---|---|
水道 | 47.45㎥ | 10.80㎡ |
ガス(手洗い) 電気(食洗機) | 81.62㎥ | 525.20kWh |
年間の経費 | 約25,510円 | 約16,640円 |
※ 経済産業省「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」より抜粋
一人暮らしの場合は、導入費用を考えると費用の面では取り戻すのに時間はかかるものの、自炊の全体時間を短縮することにも繋がるため、積極的に導入することをおすすめします。
導入する場合は、更に以下ポイントに気を付けることで削減効果が高くなります。
- 乾燥機能を使わない
- 食器を多めに揃えておき、まとめ洗いをする
- 電気代の低い時間帯に利用する
電力会社や利用サービスにもよりますが、夜間などの電気代が安い時間帯に利用することで20%~30%減らせるケースもあります。
意識することで削減効果が見込めるポイントになりますので、恩恵を受けられそうであれば積極的に活用していきましょう。
洗濯はまとめ洗いで洗濯回数を減らす
洗濯機を利用する場合は、小まめに洗濯するのではなく、記載されている洗濯容量の8割を目安にまとめ洗いしましょう。
一人暮らしの場合は2日に1回あたりのペースがおすすめです。
定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の4割を入れて洗う場合と、8割を入れ、洗濯回数を半分にして洗う場合との比較では年間で約3980円の違いがあります。
※経済産業省「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」より
ただ洗濯物の入れすぎは生地を傷めることに繋がったり、汚れを残す原因にもなります。あくまでも8割を目安として無理な洗濯は控えましょう。
また電気量を多く消費するため乾燥機能は極力使わないようにすることで更に削減が可能です。
洗濯の水は残り湯を使う
洗濯をする際には、お風呂の残り湯を使うことは非常に節約効果が高いです。「洗い」に残り湯を使って、「すすぎ」には使わないようにすることで生乾き臭も防ぐことができます。
毎日洗濯をする場合は毎月約650円、年間で7800円の節約効果が期待できます。
※東京水道局「水の上手な使い方」より
雑菌の心配もあるため、極力前日までのお湯を使う事、気になる方は髪の毛などゴミを取り除いてから利用するようにしましょう。
まとめ洗いと残り湯の利用だけで年間で約1万円の節約に繋がります。
契約アンペアを変更する
賃貸物件によって、出来る・出来ないがあるものの、可能な場合は電気の契約アンペアを見直しも固定費削減に繋がる節約術の一つです。
アンペアとは、同時に利用可能な電気の量になります。アンペア数が大きいほど、同時に電化製品が多く使えるようになり、小さいとブレーカーが落ちる心配があります。
ご契約アンペア(A) | 基本料金(円/月、税込) |
---|---|
10A | 286円 |
20A | 429円 |
30A | 572円 |
40A | 858円 |
50A | 1,144円 |
60A | 1,430円 |
※東京電力エナジーパートナー「ご契約アンペアの選び方」より
一人暮らしの賃貸物件の場合、「20A」か「30A」で契約されていることが多いです。
電子レンジが13A、ドライヤーが12A利用します。そのため、最低でも20Aがよいでしょう。
テレビや洗濯機、パソコンくらいしか使わない・・という方であれば更に下の契約でも不自由ありませんが、各電化製品の利用アンペアを調べた上で切り替えるようにしてください。
ライフスタイルによっては、特に不自由なく節約できるポイントの一つなので、引っ越し後に適切な契約アンペアに変更するようにしましょう。
冷蔵庫の温度設定を弱にする
冷蔵庫の温度設定の見直しも、水道光熱費を削減する節約術の一つとして有効です。
冷蔵庫の設定温度を弱にすることで、強に比べると年間で2000円弱の水道光熱費の節約が出来ます。
※省エネルギーセンター「冷蔵庫の節電テクニック」より
特に古い冷蔵庫でない限りは弱設定でも充分冷たくなるため、こだわりが強くない方は冷蔵庫の温度設定を弱設定にしましょう。
直射日光が当たる場所を避ける・壁から少し離して設置するなど、冷蔵庫の設置場所にも気を付けることで更に節約効果が期待できます。
お風呂の節約
シャワーのほうが水道光熱費で考えると得という考え方はよく耳にしますが、実はどの程度の時間シャワーを使うかによって変わってきます。
一般的な浴槽(200L)で考えた場合には、シャワー15~20分程度に相当します。つまりシャワーを15分程度使っている方は浴槽に貯めるのと変わらないことになります。
多少お風呂利用する場合の浴槽のお湯を減らすことで更に違いは少なくなります。
お風呂につかることで疲労改善やリラックス効果も期待できるため、節約のためとシャワーにこだわらずに、状況によって使い分けるのがよいでしょう。
またシャワーの場合は節水シャワーヘッドを使うことで、多少節約に繋げることも可能です。
1500円~程度で購入することができて、すぐに元が取れる節約アイテムの一つです。
通信費の節約術
続けて見ていきたいのは通信費になります。
ひとり暮らしの通信費は、総務省統計局の家計調査の2019年データによるモデルケースでは約6793円の出費となっています。
通信費はスマホの料金と家庭のインターネット料金が中心となる費用です。
基本的には切り替えのみで、ストレスなく削減が見込める領域になりますので、積極的に切り替えていきましょう。
格安SIMに切り替え
格安SIMでないキャリア(ドコモ、au、Softbank)を使っている方は、今すぐ格安キャリアへ乗り換えましょう。
3大キャリアからも格安キャリアブランドが提供されており、現時点では、Docomo/Au/Softbankのキャリア契約でスマホを使うメリットはほぼ無くなっている状況です。
- ahamo:Docomoのサブブランド
- povo:Auのサブブランド
- UQ mobile:Auのサブブランド
- LINEMO:Softbankのサブブランド
- ワイモバイル:Softbankのサブブランド
- 楽天モバイル
プランにもよりますが、格安キャリアに切り替えることで4000円から5000円は月額で変わってきます。年額で5万円ほどの節約効果が見込める節約術です。
5Gネットワークも登場してきており、各キャリアにて提供されているプランもそれぞれ異なるため、分かりづらい部分が多いですが、以下記事の後半でも詳しく解説されています。
5Gとは?4Gとの違いや5G対応スマホの購入タイミングを徹底解説
インターネット回線の切り替え
賃貸の場合は、既に決まっている回線を利用することが多く、工事が出来ないケースも大きいです。
また回線がない賃貸物件の場合は、モバイルルーターやホームルーターを選択することになります。
モバイルルーターやホームルーターの選び方は時期によって流動的ですが、比較系の記事などを参考にしつつ安価な回線に切り替えるようにしましょう。
UQ Mobileを利用している場合は、セットでUQ WiMaxを利用するのがおすすめです。
特に不自由ないという方は、自宅の固定回線を持たないという選択肢もあります。
日用品の節約術
日用品や雑貨の節約も、重要なポイントの一つです。 確実に必要となる費用だからこそ、長期間節約することで大きな節約効果を生み出すことが出来ます。
日用品の節約ポイントは以下の記事にまとめていますので、合わせて確認してみてください。
その他おすすめの節約術
一人暮らしの家具・家電は最低限に
特に初めて一人暮らしを始める場合、様々な家具や家電を揃えがちですが、最低限で揃えて必要性が出てきたら買いそろえていく形にしましょう。
例えば、狭い1Kアパートであれば掃除機は不要、テレビも今ではパソコンで見れるドラマ・映画も増えてきているため不要など。
当たり前と考えていた家電もライフスタイルによっては、実はそこまで無くても不便ではありません。
リサイクルショップを活用する
少し型式が古い、探している家電が見つからないなどの欠点はあるものの、リサイクルショップでの購入もおすすめです。
アウトレット品や中古品になるものの、保証が数か月付与されているケースも多く、何より新品で購入に比べて価格が安価です。
あまりにも古いものを購入すると、電気代が多くかかるケースもあるため、エコ性能などはきちんと確認するようにしましょう。
特に常時稼働状態となる冷蔵庫や、新旧で電気代の効率が大きく違うエアコンには注意が必要です。
また大型家電・家具でなければメルカリなどのフリマアプリ系もおすすめですが、メーカー保証が残っているか等は確認して購入するようにしましょう。
ジモティーを活用する
サービスの一つに、いらない家具・家電を無料や格安で個人間の受け渡しをするジモティーもおススメサービスの一つです。
近くの人で直接やり取りするという不自由さはあるものの、何より無料で手に入るのは魅力的です。
タイミングもありますが、あらかじめ登録しておき、たまに覗いてみるようにしましょう。
サブスクリプションサービスを活用する
主に娯楽費に対する節約となりますが、月額定額で読み放題・聴き放題・見放題のようなサブスクリプションサービスを利用するのもおススメです。
最近ではテレビ局が運営している動画見放題サービスもあり、テレビがなくてもお気に入りのドラマを閲覧することができたり、雑誌も500円以下で450誌以上読み放題など様々なサービスが展開されています。
以下記事では各ジャンルのお勧めサービスを紹介していますので、チェックしてみてください。
サブスクリプション おすすめの定額制サービスは?62種類のジャンル紹介
ふるさと納税
収入がある社会人など限定になりますが、ふるさと納税は利用対象の場合、必須となる節約術です。
特に自炊をしている場合は、実質2000円(自己負担金)で数万円~分のお米や食材が得られることになります。
自炊をしていない場合でも、お菓子やスイーツなど多様に揃っているため、利用しない手はありません。
ふるさと納税について詳しく知りたい方は総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」を参照してみてください。
収入によって利用可能額は異なります。各ふるさと納税サイトでは、ふるさと納税の利用金額計算が可能になるため、まだ利用していない方は確実に押さえておくようにしましょう
ギフト券の売買サイトを活用する
節約術の一つとして、ギフト券の売買サイトを利用するのもおススメです。特に制限なくクレジットカード無しで誰でも利用可能です。
AmazonやiPhoneスマホで利用するiTunesStore、Androidスマホで利用するGooglePlayや、ゲームのプレイステーションストアカードが80%~で購入することも出来ます。
ギフト券の売買サイトで一番有名なサービスはamatenです。毎日大量にギフト券の売買が行われており、様々な種類のギフト券を取り扱っています。
ただし、あくまでもユーザ間の自己責任となっているサービスのため、前提においての利用でお願いします。
優待サービスをチェック
水族館や映画環境、カラオケ利用など娯楽費の節約としておすすめなサービスが、各種優待サービスを利用することです。
みんなの優待では、様々なサービスを優待価格で利用することができるサービスです。
月額料金がかかるものの、無料期間も2か月あるため、利用したい優待があれば無料登録で利用してみる、月額料金に見合わなそうだな・・と感じたら無料期間中に解約も出来ます。
以下リンクから2か月無料の専用ページに飛ぶことが出来ますので、使える優待があるかチェックしてみましょう。
節約を実施したい人向け!おすすめの本を紹介
今回、様々な節約術を紹介してきましたが、節約を継続・加速するためにおススメの本を2冊紹介します。
節約術を解説している本は無数にあり、私もいくつも購入して読んでいますが、実はどれも似通っており本を読むだけでは節約には繋がらないことが多いです。
節約を成功させる・継続するためには、節約テクニックよりもマインドチェンジ(お金に関する考え方を変える)が重要です。
そこで実際にマインドチェンジに繋がるおすすめの本を2冊紹介します。
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
タイトルは分かりやすく、お金の増やし方について書かれている本です。
節約というよりは、節約の先の「どう増やすか」という内容が多いです。特に資産運用についてメインに書かれている本になります。
図解込みで非常に分かりやすいので、お金の感度を上げるためにも読んでおいて損はありません。さくっと読めます。
節約して浮いた本は自己投資をしつつも、お金を運用する部分を入れていくことを考えられるようになる本です。
本当の自由を手に入れるお金の大学
こちらも投資など増やす事を書かれている本ですが、本記事でも触れている固定費の削減など、節約周りにも触れられています。
この本の良いところは、とにかくお金周りの基礎知識を固めることが出来る点です。特に20代前半までの方にはぜひ読んで欲しい内容となっています。
同じくお金に対する意識が高まるため、節約を実現したい・継続したい方にはおススメできる本となっています。
上記の本はyoutubeで発信している内容がベースになっているため、動画で無料閲覧することも可能です。
テーマ別に動画配信されているため、自分が知りたい内容だけピックアップして観てみることも出来ます。
実施はNG!おススメ出来ない節約術
最後に、よく聞く節約術の中でおススメできない節約術をいくつか紹介します。
- ウォーターサーバを導入する
- クレジットカードやQRコード決済のポイント活用
- ポイントカードを作る
ウォーターサーバを導入する
最近流行りのウォーターサーバですが、「節約効果が期待できる」・「健康によい水が飲める」などの謳い文句で会員数を伸ばしており、今では10以上の様々なサービスが登場しています。
確かに置かれている環境によっては、節約できるケースもあるのですが、ウォーターサーバの費用は実は基本的には高くつきます。
機械はレンタル無料で水を定期配送するケースが多いのですが、水は約1Lあたり100円以上します。
スーパーやAmazonだと2Lで同じくらいの値段で売られているため、約半額で品質が大きく変わらないミネラルウォーターを購入できます。
加えて消費するポイントとしては電気代です。1日中付けっぱなしにするため、約1か月1000円の電気代がかかります。
※メーカーや機種によって異なります。
そのため家族が多く、水の消費が激しい、消費よりも利便性を求めたいという方以外にはおすすめできない手段です。
クレジットカードやQRコード決済のポイント活用
こちらもよくある節約術としてクレジットカードで購入することで、ポイントがつくためお得という点です。
カードやQRコード決済の中には1%~の還元率があるサービスもあり、1万円で100円返ってくることを考えると確かに魅力的です。
ただクレジットカードのデメリットとして、ポイント還元があるから・・と不要なものまで買ってしまったり、管理がしづらくなってしまう点が挙げられます。
上手に活用することで節約には繋がるのですが、特に一人暮らしの場合は特定の固定費のみに利用するやり方をお勧めします。
この記事でも紹介している交通系のオートチャージや、水道光熱費の支払い、家賃の支払いなど固定費を中心にクレジットカードを利用するようにしましょう。
ポイントカードを作る
クレジットカードと同じ考え方ですが、ポイントを溜めたいという心理から無駄に購入や利用してしまうことに繋がります。
店舗やサービスにもよりますが、受けられるサービスに大したメリットが無い場合も多く、更にサービスを受けるまで溜めることが出来なかったというケースも多いのではないでしょうか。
財布などに入れておくと、目に入って無駄な消費に繋がる可能性もあり、日常的に利用しているサービスや店舗以外は作らないほうが無難です。
またインターネット上で大量のポイント還元をしている店舗も同様です。ポイントを使わないと・・という心理が働いてしまい結局無駄なお金を支払うことになってしまいます。
一人暮らしの節約術を徹底解説
ここまでで節約効果が高いものと、固定費を中心とした実施するだけでお得になる節約術、またお勧めできない節約術を紹介してきました。
一つ一つは小さい節約に見えるものの、積み重ねることにより毎月数万円の違いとなります。
繰り返しになりますが、節約するためにはまず現状分析を実施する、分析後の金額が多い費用から改善していくといったステップで進めていきましょう。
またあくまでも節約は、浮いたお金を自分の趣味に使ったり、貯蓄して将来に備えたりと、自分自身の生活を豊かにするために実施するものです。
節約自体がストレスに繋がるもの、自分の楽しみを削るものには手を入れないようにしましょう。
例えば住居環境だけは譲れない場合、賃貸は多少高価なところを選択し、他の飲食費などで節約していくような使い方がオススメです。